2014年08月23日

ある恋の旅路

オークなんて。

誰でもそう思ってしまうほど、オークという種族は小物だ。

範囲魔法を打てば一息に吹き飛び、
両手斧をブンブン振り回しているだけで苦も無く蹴散らせる。

だがそれは、訓練を積んだ者の話だ。

新米冒険者は、
「「「ブモーーー!」」」

まず、その数に怯える。

20,30,40…。

視界を覆うおびただしい豚共が、錆びた斧を持って向かってくる。

その光景に、恐怖するのだ。

そして戦場において恐怖するということは、負けに等しい。

引いた腰は数の勢いに尻もちをつき、
混乱した頭は武器を振るうのも忘れ、気づけば泥の中に顔を突っ込んでいる。

それで頭を『かち』割られるなら、まだラッキーな方だ。

ヒューマンも、ドワーフも、エルフも、
男であるかも、女であるかも関係なく、
オークは下半身に群がってくる。

勝・即・結

それがオークという種の『正義』なのだ。

そしてここに、そんなオーク達に惨めにやぶれたノームの少女がいる。

「あっ、ああ……。」
打ち所が悪かったか、額から血を流し、視線は定まらず、耳鳴りが止まない。

――どうしてこうなったのだろう。

息も絶え絶えの彼女に、無論オークは容赦など与えない。

「ブモーーーー!」
醜く互いに殴り合い、『その』所有権を争っている。

その勝者が決まれば、彼女の純血は汚物の中に消えるのである。

「だれ…か…」

――助けて。

彼女はそれだけを願う。

だがここはアザルス大陸だ。


1.無慈悲な、だれも救われない世界である。
2.――だが奇跡が起こった。


  
posted by レクタード@wiz at 21:26| 千葉 ☁| Comment(0) | ある恋の旅路(未完・放置) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月22日

英雄の凱歌の路地裏で その2

サンジェント遺跡のネタバレを含むので、終わっていない方はご遠慮ください。

以下、追記

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posted by レクタード@wiz at 12:26| 千葉 ☔| Comment(0) | 英雄譚のチラシ裏(未完) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月21日

英雄の凱歌の路地裏で その1

サンジェント遺跡のネタバレを含むので、終わっていない方はご遠慮ください。

以下、追記


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posted by レクタード@wiz at 21:22| 千葉 ☁| Comment(0) | 英雄譚のチラシ裏(未完) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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