2013年11月09日

第一章 第七項

長編ダイジェスト版 1章 その8

前回のあらすじ:
作者が飽きてきた為、超ダイジェスト版でお送りしました。
以降は、通常のダイジェストでお送りします。

続きは追記で


ヒュム男の死体を、シノがバックに収容する。

冒険者たちの持っているバックは、いわゆる四次元ポケットであり、
数の制限はあるが、容量に関係なく収容できる。

ただしバックの中は完全な真空である為、生きたままはいると死んでしまうが。

「その『雄』を、助けるのですか。」
アリアのその言葉は、疑問ではなく辛辣な酷評に近い。

「…一応、苦楽を共にした仲間だからね。」
シノは少しさみしそうに苦笑を浮かべる。

「………。」
アリアは、やはりどこかさみしそうにうつむく女ポークルメイジをちらっと見た後、

「おとりは、私一人でやります。」

目の前の広間。
出口となるテレポーターへ向かう道には、現在レッサーデーモンとグランデヴィル、ネクロワードが沸いており、そのうちグランデヴィルにはステルスが効かない。

当初の作戦では、アリアと死んだサムの二人でMOBをひきつけ、シノが回復としてそれに追尾、その間に他のメンバーはテレポーターへ駆け抜ける。

その後、おとりの二人がひきつけたMOBはシノのデコイでタゲをはずし、
その間にダッシュでテレポーターへ向かう、というものだった。

「俺も、おとり役になろう。」
「駄目です。あなたの装備では、蒸発します。」
「かといって、アリアさん…、いや、嬢ちゃん一人がおとりでは、荷が重い。」
「いえ、私が…。」

折り合いのつかない、二人。
そこに、



「ナニヲ騒いでイルカト、思エバ。」
声が、上から、落ちてくる。

「!?」

天井。

そこに、レッサー型の巨大な闇天使が、蜘蛛のように貼りついている。

「匂わんナア。弟ノはらわたノ香りが、匂わんナア。」
山羊の顔が、鼻をひくつかせる。

「我ノかたきデハ、ナイヨウダナア。」
悲しそうに、醜い貌が、歪む。

「ダガ、チョウド腹もヘッテキタシ。」

「喰うカ。」

その巨大なものが、

トンっ

降ってきた。


「えっ?」

その真下にいた女ポークルが、
まるで、人に踏みつぶされた毛虫のように、

「アンナあああああああ!!」

落ちてきた巨体の下で、その体液をぶちまける。

「オット。モッタイナイ。」
自分の足を器用にあげて、底に付着したものを、長い舌でチロチロと舐めている。

「――――。」
その、すさまじい光景を前にして

「――逃げますよ。」
冷静なアリアの声。

「なっ…!」
一瞬、血走った目をシノがアリアに向けるが、

「………。」
黙って、ディバインアーマーをかける。


広間の逆方向に逃げ出す、一行。

「逃げられるとデモ、オモッテイルノカ?」

それを追う闇天使、カイン。

「…しゃあねえなあ。」
レクタードが、反転する。

それに気づいたスティルと目が合うが、

「……(俺が、時間を稼ぐ)」
「……(死ぬなよ)」

それだけを交わして、カインの側面にトライデント+3を突き立て…

カンっ。

ようとして、その鋼のような表面をかする。

『おいおい。』
心の中で、舌をうつ。

「ン?」
かゆみを覚えたカインが、レクタードに向かって無造作に麻痺の爪を振るう。

『よっと。』
それを潜り抜けながら、もう一度槍を表面にかすらせる。

「――。」
『蚊』の存在を認識したカインが、レクタードに向かって体を向き直す。

ブオっ。

二本の腕から繰り出される、烈風のような攻撃を、

トンっ、トンっ、トンっ。

都合三回のバックステップで回避しながら、距離を取る。

「………。」
その手の武器は、いつの間にか白く輝く両手剣に変わっていた。

「…も…囁…」
振り上げた両手剣の輝きが一瞬、紫色に変わる。

「いくぜえ…、いきなり最終奥義!! エクス(約束されし)…」

「XXXXXXX!!!」

レクタードの絶叫が、広場に響いた。


posted by レクタード@wiz at 09:59| 千葉 ☁| Comment(2) | 長編(未完・放置) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント


* 「はい、ここでCMでーす」 *



…ッええええぇぇぇェェェェ!?


「武器を振りかぶって跳躍する」
「恋人や母親との回想が入る」(※入ってません)
「やたら長い技名を叫ぶ」
「いけるか!?」

クラン君死亡フラグ乱立しすぎ(´・ω・`)

そのフラグをカンカンしてグシャるのがドワーフの役目…!
エルダー超頑張れ…!!
Posted by クトネ at 2013年11月09日 16:55
クランイケメソイカゲソ
Posted by Ev○ at 2013年11月10日 22:36
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。